この用語のポイント
- 利益を見込んで「何か」に自分のお金を使うことを指す
- 「買った時より価値が下がるかもしれない」リスクを取って
「買った結果儲けることが出来た」という利益を狙うのが基本 - 投資で得られる利益には、
「何か」の売買で差額を得る「キャピタルゲイン」と、
「何か」を持ち続けることで金品がもらえる「インカムゲイン」の2種類がある
簡単に説明
投資とは
利益を見込んで「何か」に自分のお金を使うこと
です。
詳しく説明
例えば、金が100gで100万円で売られていたとします。
太郎さんは「金の値段は将来もっと上がるだろうな」と考えたため、金を100g買いました。
その結果、1年後には100gの金が150万円に値上がりしたのです。
太郎さんは金を売却し、50万円得をすることが出来ました。
このように、結果的に儲けることを期待して「何か」にお金を使うことが投資です。
今回は分かりやすいように1年で売ってみましたが、「金はこれからずっと値上がるだろう」と考える場合は、5年、10年、20年と長期的に持ち続ければ、金の持つ価値が更に上がって万々歳!…とは限りません。
というのも、投資に使われる「何か」というのは元本が保証されていません。
元本というのは、お金を稼ぐための元手となるお金のことです。今回の例であれば、太郎さんが金の購入に使った100万円が元本となります。
つまり、太郎さんが100万円で買った金がこれからも100万円以上であり続けてくれるとは限らないのです。
こういう風になってくれれば良いですが
こういう風になる場合も当然あります。
「それなら、元本が減ることは無いよっていう商品は無いの?」と思われるかもしれませんが、法律で「元本を保証するとか、必ず儲かるとかの言葉を使って投資商品を売ろうとするのは禁止」ってハッキリ言われています。
つまり、投資商品について「元本より減らないことを保証するよ!」って言う人達がいるとすれば法律違反です。詐欺の可能性が高いのでそういった商品は買わない方が良いでしょう。
お金を使う「何か」の種類によって細かい所は変わってきますが、基本的に「買った時より価値が下がるかもしれない」リスクを取りつつ、「買った結果儲けることができた」という利益を狙いにいくのが投資の基本的な流れとなります。
投資に使う「何か」には株式や債券、不動産など様々な種類がありますが、長くなってしまうのでここでは詳しい説明は行いません。
投資で得られる利益の種類
さて、ここまで投資の基本的な流れを話してきましたが、投資で得られる利益には大きく2種類あります。
さっきの太郎さんみたいに「何か」の売買を行うことで利益を得ることを「キャピタルゲイン」といいます。
キャピタルゲイン
それに対し、「何か」を持ち続けることで利益を得ることを「インカムゲイン」といいます。
例えば、花子さんが自分の好きな会社の株を100万円分買ったとします。
その会社の株は配当(株を持っていると定期的にもらえるお金)が年5%あり、それに加えその会社で使える商品券が年に1枚もらえます。
つまり、仮にその会社の株の値段が一切変わらなかったとしても、10年後には元本の50パーセントである50万円分の配当と、その会社で使える商品券が10枚手に入るのです。
インカムゲイン
キャピタルゲインとインカムゲインは相反するものではなく、投資対象によっては両方狙っていけるので、投資する「何か」を選ぶ時には参考にしてみてください。
まとめ
投資とは、
利益を見込んで「何か」に自分のお金を使うこと
であり、
「買った時より価値が下がるかもしれない」
というリスクを取って
「買った結果儲けることが出来た」
という利益を狙っていくのが基本的な流れです。
投資で狙える利益には
「何か」を売買することで得られる
キャピタルゲインと
「何か」を保有することで得られる
インカムゲインがあり、
投資する対象によっては両方狙うことができます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。